カイツブリ


カイツブリ 東京和田掘公園 20100327


カイツブリの行動 見ている分には面白い
ひょいと潜ったと思うと 思わぬところから姿を現す
また直ぐに潜ってはとんでもないところに浮かんでいる
だがカメラに収めるとなると厄介だ
ようやくレンズに捕らえ シャッターを押そうとするともういない
まるで京の五条の橋の上で もぐら叩きをしているようなものだ

名前はその行動から「掻きつ潜りつ」が詰まってカイツブリとなったとか
最近まで小さい時教えられた カイツムリ と思っていたがそれは異名だそうだ
古くは にほとり しながどり とも呼ばれ 万葉集にも歌われている
江戸時代から カイツブリ に定着したようだ

万葉集(4-725)
にほ鳥の 潜く池水 心あらば 君に我が恋ふる 心示さぬ
万葉集(7-1189)
大き海に あらしな吹きそ しなが鳥 猪名の湊に 舟泊つるまで

鳰 カイツブリ目 カイツブリ科