が ん の 歌

   
 とぐら立て 飼ひし雁の子 巣立ちなば 真弓の岡に 飛び帰り来ね1-182 日並皇子の宮の舎人
 朝には 海辺にあさりし 夕されば 大和へ越ゆる 雁しともしも6-954 膳王
 家離り 旅にしあれば 秋風の 寒き夕に 雁鳴き渡る7-1161 作者未詳
 今朝の朝明 雁が音聞きつ 春日山 もみちにけらし 我が心痛し 8-1513 穂積皇子 
 言繁き 里に住まずは 今朝鳴きし 雁にたぐひて 行かましものを8-1515 但馬皇女 
  
 秋の田の 穂田を雁がね 暗けくに 夜のほどろにも 鳴き渡るかも8-1539 聖武天皇 
 今朝の朝明 雁が音寒く 聞きしなへ 野辺の浅茅そ 色付きにける8-1540 聖武天皇
 
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 他に長歌
  6-948 
 
  


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