百 合 の 歌

   
 道の辺の 草深百合の 花笑みに 笑みしがからに 妻と言ふべしや7-1257 作者未詳
 我妹子が 家の垣内の さ百合花 ゆりと言へるは 否と言ふに似る8-1503 紀朝臣豊河
 道の辺の 草深百合の 後もと言ふ 妹が命を 我知らめやも11-2467 柿本人麻呂歌集
 油火の 光に見ゆる 我が縵 さ百合の花の 笑まはしきかも 18-4086 大伴宿禰家持 
 燈火の 光に見ゆる さ百合花 ゆりも逢はむと 思ひそめてき 18-4087 介内蔵伊美吉縄麻呂 
  
 さ百合花 ゆりも逢はむと 思へこそ 今のまさかも 愛しみすれ18-4088 大伴宿禰家持 
 さ百合花 ゆりも逢はむと 下延ふる 心しなくは 今日も経めやも18-4115 大伴宿禰家持
  
 他に長歌
  18-4113 18-4116  
 


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