キキョウソウ(桔梗草)
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車道脇の田圃の畦道に降りるところに、紫色の可愛い花が一群れ咲いていた。5弁の星形の花で、キキョウの花に似ているところからキキョウソウの名が付けられたそうだが、キキョウの花に比べると大分小さい。花径は15㎜ほど。色も地味なので、注意していないと見過ごしてしまいそうだ。 50cmほどの直立した茎に、丸い葉が1枚ずつ茎を抱くように何段にもなって付いている。花はその葉腋に1~2個下から上へ段々と咲いていく。このことからダンダンギキョウの別名もある。 原産地は北アメリカで、わが国には明治の中頃に観賞用として持ち込まれたもので、今では福島以南の本州、四国、九州で野生化している帰化植物である。上部の花は星形に開花するが、茎の下部の花は開かない閉鎖花である。 分類 キキョウ科 キキョウソウ属 1年草 分布 北アメリカ原産 本州(福島以南)、四国、九州 道端、空地、庭など 花期 5~7月 高さ 30~80cm 花径は15㎜ほど ![]() |