キバナオドリコソウ
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いつもの散歩道に沿う森の縁に、何時の頃からかこのキバナオドリコソウが群生するようになっていました。1本、2本だと左程目立たない花ですが、こうして群生していると圧巻です。 花は黄色の唇形花で、上部の茎を取り囲むように輪生しています。上唇と下唇は大きく開き、上唇は笠のようになっていて、この花が、この笠を被って踊る踊り子に見えるところからオドリコソウの名が付けられました。そう思ってこの群生している花を見ますと、道幅いっぱいになって踊り歩く阿波踊りなどの踊り子さんの姿を思い浮かべてしまいます。 写真の黄花はヨーロッパ原産で、日本には園芸種として移入されたものですが、それが逃げ出したものと思われます。この斑入りの葉などいかにも園芸家好みのようです。日本の在来種のオドリコソウは花の色が白から淡い紅紫色で、北海道から九州まで分布しています。 分類 シソ科 オドリコソウ属 多年草 分布 ヨーロッパ原産 北海道~九州 林縁 花期 3~6月 高さ 30~50㎝ ![]() ![]() |