ヒメツルソバ (姫蔓蕎麦)
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散歩の道すがら、住宅の庭先や石垣の下に、金平糖を撒き散らしたような花が咲いているのをよく見かける。タデ科イヌタデ属のヒメツルソバだ。ちょっとした隙間から茎を出し、地面を這うようにして伸びていき、途中枝分かれをした花茎の先の花序に無数の小さい花が球状についている。 ヒマラヤ原産の花で、日本には明治の中頃に観賞用として持ち込まれたらしい。それが逃げ出して、野生化しているものもある。繁殖力が旺盛で、秋ピンク色の花が絨毯を敷き詰めたように咲く。葉にはV字型の斑があり、秋には紅葉する。 ヒマラヤ原産の花にしては寒さに弱く、冬には枯れてしまうが、種子がばら撒かれており、春には蘇ってくる。繁殖力が強いだけに、駆除するのは厄介だというのだが。 分類 タデ科 イヌタデ属 分布 本州(関東以西)~沖縄 道端 石垣 庭先 花期 4~7、9~11月 高さ 5~15cm 別名 カンイタドリ 花言葉 愛らしさ ![]() |