気象送信所跡
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昭和13年、ラジオゾンデを上空に上げて高層気象を観測する気象送信所が当地に開設された。開設者は市内布佐出身で、中央気象台長を務めていた岡田武松。 作家の新田次郎も一時所長を務めていたという。 当時は無線機をつけた風船を1日1回上空に上げて、高層の気温・湿度・気圧などを観測していた。昭和16年には高層気象観測の業務が廃止され、気象送信所として離島測候所との無線連絡所の役割を担っていたが、平成11年にはこの業務も廃止され、送信所は閉鎖された。 ラジオゾンデによる高層気象観測は、今ではつくば市にある気象観測所はじめ全国18か所で行われている。 |
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送信所の施設はすべて撤去され、跡地は我孫子市に譲渡された。 現在は広々とした芝生広場となっていて、 子供たちが伸び伸びと走り回るなど、市民の憩いの場となっている。 場 所 我孫子市新木野2−5 アクセス 成田線新木駅から徒歩8分 |