東寺五重塔


東寺五重塔 20050528


塔は天長3年(826)に空海によって創建着手し
天慶7年(883)に完成するが その後4度の火災に遭う
現在の塔は寛永21年(1644)徳川家光の寄進により再建されたもの

全体の形も良く細部の組物も純和風を守っている
2~5層には勾欄付き縁を巡らせている


東寺五重塔 20120412


初層中央間は板唐戸 脇間は連子窓
初層は縁なし

塔内には心柱を大日如来に見立てて 周囲に
阿弥陀 上空成就 阿閦 宝生の四如来とその脇侍が置かれている
初層は毎年正月3が日だけ一般公開されている


東寺五重塔 20050528


組物は三手先 軒廻りは二軒繁垂木の平行垂木
中備えは三間とも間斗束


東寺五重塔邪鬼 20120412


初層軒下には邪気が力強く支えている
組物の木割りも太くどっしりとしている


東寺五重塔 20120412


相輪は型とおりのもので すっきりして美しい


東寺金堂と講堂 20120412


延暦13年(794)平安京に遷都後羅城門の東西に大寺が建てられた
その東寺が 弘仁14年(823)に嵯峨天皇から空海に下賜され
高野山と並んで真言宗の根本道場として栄える
寺号は八幡山教王護国寺(通称東寺)で真言宗東寺派総本山
本堂金堂には薬師三尊が安置されている


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