安楽寺八角三重塔
建築様式は禅宗様(唐様とも言う)
軒廻りは各層とも二軒扇垂木
組物は各層とも三手先 裳階部は一手先となっている
塔は基壇が無く 礎石の上に直接建てられていて縁も無い
初層正面のみ桟唐戸だが他の7面は板壁になっている
二・三層は各面とも連子窓となっている
寺の歴史は不詳だが鎌倉時代北条氏の庇護を受け栄えた
信州に於ける禅宗の最古の寺で多くの学僧が修業し
鎌倉の建長寺と同等の格を持っていたといわれる
塔は本堂の向かって左奥の山腹に建てられていた