月草の 衣そ染むる 君がため 斑の衣 摺らむと思ひて | 7-1255 作者未詳 |
月草に 衣色どり 摺らめども うつろふ色と 言ふが苦しき | 7-1339 作者未詳 |
月草に 衣は摺らむ 朝露に 濡れての後は うつろひぬとも | 7-1351 作者未詳 |
朝露に 咲きすさびたる 月草の 日くたつなへに 消ぬべく思ほゆ | 10-2281 作者未詳 |
朝咲き 夕は消ぬる 月草の 消ぬべき恋も 我はするかも | 10-2291 作者未詳 |
月草の 仮なる命に ある人を いかに知りてか 後も逢はむと言ふ | 11-2756 作者未詳 |
うちひさす 宮にはあれど 月草の うつろふ心 我が思はなくに | 12-3058 作者未詳 |
百に千に 人は言ふとも 月草の うつろふ心 我持ためやも | 12-3059 作者未詳 |