七福神巡り


東海七福神


2013.1.3歩く

東海七福神 130103

 品川は平安時代から知られ、鎌倉以降は江
戸湾の港として栄え、更に江戸になって慶長
6年(1601)東海道の第1の宿場として
定められてからは、宿場町として栄えてきた。
 街道筋には由緒ある寺社も多い。それらの
中から昭和7年、品川が大東京に編入された
のを記念して東海七福神が設定された。   

京浜急行新馬場駅(2分)品川神社(6分)養願寺(1分)一心寺(6分)荏原神社(17分)品川寺(25分)天祖諏訪神社(13分)鈴ヶ森刑場跡(13分)磐井神社(4分)京浜急行大森海岸駅

大黒天
品川神社 品川区北品川3−7−15

 京浜急行新馬場駅北口を出て少し先で左へ第一京浜国道を渡ったところが品川神社で、石像の大黒天が迎えてくれる。龍の彫り物をした珍しい鳥居を潜り急な石段を上がり本殿に詣でる。
 文治3年(1187)源頼朝が安房国の洲崎神社から天比理乃当スを勧請して祀ったと伝えられる。

 境内には富士塚があり、正面石段の中ほどから左に登山口がある。毎年7月1日に近い日曜日に山開きが行われる。下山口には大きな石造の蛙があり、「ぶじかえる」とあった。
 神社裏手には自由民権運動の指導者板垣退助の墓がある。

布袋尊
養願寺 品川区北品川2−3−12

   第一京浜を渡り返し、正面の北馬場参道通りを進み、途中左の路地に入ると養願寺がある。
 天台宗のお寺で本尊は空海作と伝える木造虚空蔵菩薩。福徳智恵のご利益があり、「品川の虚空蔵様」として親しまれている。

寿老人
一心寺 品川区北品川2−4−18

 養願寺から旧東海道に出たところ正面に一心寺がある。旧東海道の海側にある唯一のお寺。江戸末期の安政2年(1855)の建立で、成田山の分身である不動明王を本尊とする。
 ここから旧東海道を西へ向かう。  

恵比寿
荏原神社 品川区北品川2−30−28

 旧東海道を西へ進み、目黒川に出合ったところで橋の手前を右に入ると荏原神社がある。和銅2年(709)の創建と伝える古い歴史を持つ神社で、竜神を祀る元品川宿の総鎮守。平安時代源頼義、義家が安倍一族を討つ際に戦勝を祈願したという。毎年6月に行われる天王祭は有名。

毘沙門天
品川寺 品川区南品川3−5−17

 目黒川を渡り、街道をしばらく行くと右手に品川寺がある。大同年間(806〜810)の創建と伝える古刹で、真言宗醍醐派の別格本山。本尊は領主であった品川氏が弘法大師から授かったという水月観世音菩薩。鐘楼に架かる梵鐘は、江戸末期に行方不明になっていたものが、ジュネーブにあることが分かり、昭和4年に返還されたもの。

江戸六地蔵
 品川寺の門前に高さ2.75メートルの銅製の地蔵菩薩坐像がある。江戸時代に地蔵坊正元が病気平癒の報恩に広く浄財を集め、旅の安全、病気平癒、天下安全を祈念して、江戸6街道の出入口に造立したものの第1番のもの。  他は、第2番東禅寺(浅草)、第3番太宗寺(新宿)、第4番(真性寺(巣鴨)、第5番霊巌寺(江東区白河)、第6番永代寺(富岡・現存せず)。

福禄寿
天祖諏訪神社 品川区南大井1−4−1

 品川寺からなおも西に進み、立会川を渡るとやがて右手に天祖諏訪神社がある。かつては浜川町と元芝の鎮守社・氏神として親しまれていたものがものが、昭和40年に合祀されたもの。祭神は天照大御神、豊受大神、建御名方神。   

弁財天
磐井神社 大田区大森北2−20−8
 天祖諏訪神社を出て先に進むと第一京浜に合流するところに鈴ヶ森刑場跡がある。歩道橋を渡り、大森海岸駅を過ぎると右手に磐井神社が現われる。創建は古く、およそ1400年前の敏達天皇2年と伝え延喜式神名帳にも記されている。祭神は、応神天皇、大己貴尊、中哀天皇、神功皇后など。   

コース上の見所

 鈴ヶ森刑場跡、聖蹟公園、品川宿本陣跡、海晏寺、品川区民公園、しながわ水族館など   




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