モリムシクイ


森虫食  スズメ目 ウグイス科 ムシクイ属
学名 Phylloscopus sibilatrix
英名 Wood Warbler



 体長は12cmで、スズメより少し小さい。光線の具合ではっきりしないが、背は緑褐色で、頬から喉にかけて黄色味を帯びている。眉斑は黄色で太い。胸と腹は白い。そのお腹は出腹で太目。



 ヨーロッパと西シベリア南部で繁殖分布し、冬季はアフリカ中央部に渡って越冬するという。日本では迷鳥として20数年前に北海道と石川県などで2・3記録されているだけというから、まさに珍鳥中の珍鳥。
 いずれも秋の観察だから、渡りの途中仲間とはぐれ方向を間違えたのか。この秋(2016年10月)幸手市の権現堂桜堤で観察された。



 尾は短いが、初列風切は長い。



 新聞各紙で報道されたので連日100名を越えるバーダーが押し寄せているとか。枝から枝へ渡る都度大きなレンズが右往左往。そんな騒ぎに我関せずと採餌に夢中だ。
 これから冬に向かうというのにこの冬どう過ごすのだろう。


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