カッコウ


カッコウ 千葉県我孫子市 20060619


郭公 カッコウ目 カッコウ科

夏鳥 5月中旬頃飛来し8月下旬から10月にかけて渡去する
日本全国で繁殖するが 繁殖に当たっては自分では巣作りはせず
主にモズ オオヨシキリ ホオジロなどに托卵し育てさせる

山地や平地の林や草原で生活し 昆虫や蛾の幼虫を好む
山歩きのとき鳴き声を良く聞いたので山の鳥かと思っていた
それが近くの利根の河原で鳴き回っていたので何日も通ったが
用心深いのか近くに来てくれず ようやく撮れたのがこの1枚

古くは 容鳥(かほとり)よぶこどり はことり などと呼ばれていたが
鎌倉時代からカッコウと呼ばれるようになったようだ
ホトトギスを万葉集では 霍公鳥 古今集で郭公の字を使っているが
これは姿が郭公と区別がつかないところから混同していたのだろうか

万葉集(10-1822)
我が背子を 莫越の山の 呼子鳥 君呼び返せ 夜のふけぬとに
万葉集(10-1898)
容鳥の 間なくしば鳴く 春の野の 草根の繁き 恋もするかも