街歩き


焼物の町笠間を歩く


2005.04.29歩く

   
笠間は焼物の街として知られ、多くの窯元があってショッピングや陶芸の体験が楽しめる。このほか、日本三大稲荷の笠間稲荷神社や坂東23番札所の観世音寺などの社寺仏閣。日動美術館や陶芸美術館。笠間藩ゆかりの史跡。等々見るべきものが多い。今回は美術と歴史を訪ねるウォーキングを楽しんだが、時間が無く見落としたところも多い。  
コ  ー  ス
徒歩1時間50分
笠間駅(25分)笠間工芸の丘(25分)日動美術館(1分)大石邸跡(5分)観世音寺(5分)三所神社(10分)真浄寺(10分)笠間稲荷神社(30分)笠間駅

笠間駅
スタートはJR水戸線笠間駅。駅前の観光案内所で地図などもらっていこう。
駅前の通りを右へ行き、先の信号を右折する。この道「やきもの通り」で、笠間焼の窯元・販売店が点々と並ぶ。

途中左側にある共販センターのところから「陶の小径」への道に入る。いくつかの工房があり、焼物を体験することも出来る。
コースの要所要所にこのような石標があり助かる。


笠間工芸の丘
広大な笠間芸術の森公園の中に陶芸美術館、イベント広場、笠間工芸の丘などの施設がある。
笠間工芸の丘には笠間焼きの体験できる工房や研究施設、笠間焼の歴史を紹介するコーナー、笠間焼きの展示販売コーナーなどのほか食事喫茶コーナーなどもある。

日動美術館
日動画廊の創設者長谷川仁氏が出身地笠間の屋敷内に設立した私立美術館。著名画家から送られた自画像やパレットのほか絵画・彫刻など展示する。   

大石邸跡
日動美術館を左に行き左折した先にある。浅野長重が笠間藩に入ったときの家老大石良欣の屋敷跡。大石良欣は大石内蔵助の祖父。浅野家は長重の子長直の時に赤穂に転封になり、その孫長矩が松の廊下事件を起こす。

佐白山観世音寺
坂東三十三観音霊場の第23番札所。 普門宗のお寺。「佐白山縁起」によると白雉2年(651)の創建というから古い。一時は100余の堂宇があったそうだが、その後盛衰があって、現在の本堂は昭和になって建てられた仮堂。本尊は十一面千手観世音菩薩像で鎌倉時代初期の作。
ここから裏手の山を登って行くとつつじ公園。折りしもつつじ祭りが行なわれていた。途中左へ降りていくと右手に三所神社がある。   

三所神社
建保3年(1210)初代笠間藩主藤原時朝が笠間の総鎮守として建立したと伝える。大国主大神とその妻、事代主命の3神を祀る。
正面の石段を下り鳥居を2つくぐって通りに出て右へ行くと真淨寺。  

真淨寺
日蓮宗のお寺。ここの七面堂は笠間城本丸の物見櫓を移したもの。
元の道を鳥居まで戻り右折して次の通りを左へ行くと右手に笠間稲荷神社が見えてくる。 こちらの道の方が車が少なく安心して歩ける。  

笠間稲荷神社
創建は古く白雉2年(651)と伝える。祭神は宇迦御魂神。伏見稲荷、佑徳稲荷ともに日本三大稲荷の一つとして知られ、広く関東一円からの参拝客が多い。江戸時代には歴代笠間藩主の祈願所ともなってきた。  

本殿
本殿は文久2年(1862)の建立で、国の重要文化財に指定されている。壁面には蘭亭曲水図など素晴らしい彫刻が施されている。  

笠間稲荷美術館
笠間稲荷神社の裏手にある。
中世六古窯(信楽、常滑、瀬戸、越前、丹波、備前)の古陶器や香道具を中心に収集展示されている。  

観光酒蔵
笠間稲荷の門前にある笹目宗兵衛商店。代々笠間稲荷のお神酒松緑を造っている醸造元。 試飲コーナーもある。
ここを西へ100mほど行った高橋町の交差点を南下すると突き当たりが笠間駅だ。      

道標
石に陶器を組み入れた地図入りの立派な道標。笠間ならではのもの。
笠間は日本最大のみかげ石の産地でもある。  

かさま周遊バス
笠間市内を巡る無料バスが1日8便運行されている。(内4便は友部駅発着)
運行コース
工芸の丘陶芸美術館ー日動美術館ー稲荷神社ー笠間駅ー春風萬里荘ーやきもの通りー工芸の丘陶芸美術館(一周20分)
陶芸美術館発 10:00 11:00 12:00 13:30 14:00 14:25 15:00 16:00 (17.4.1現在)  

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