街歩き


蔵の町喜多方を歩く


2005.11.02歩く

コ ー ス  徒歩1時間50分
喜多方駅(7分)源来軒(10分)若喜商店(15分)北方風土館(12分)甲斐本家(30分)小原酒造(35分)喜多方駅

会津若松の北の方にあるところから北方といわれ、喜多方となったが、ここは蔵の町として知られている。江戸時代から物資の集積地として栄え、蔵が多く建てられてい た。明治13年(1880年)の喜多方大火で蔵だけが焼け残ったところから、いろんな建物に蔵造りが取り入れられ、その数2600ほどあるという。ここでは「40代で蔵を建てられないのは男の恥」とも言われている。
蔵の町はラーメンの町としても知られている。そのラーメンで腹ごしらえをして、午後の半日蔵造りの建物を見て回った。

   

喜多方ラーメン
喜多方には喜多方ラーメンの店が130軒ほどあるという。以前どの店が1番美味いか、と聞いたら、どこもみな美味いよとの答えが返ってきた。さすが。
市営の駐車場に車を置いて田付川沿いに少し歩いて、ふれあい通り近くの店に入った。店内には有名人の色紙がづらりと並んでいた。

若喜商店
源来軒を出て右へすぐでふれあい通りに出る。交差点を左へわたって少し行くと右手にある。
宝暦5年(1755年)から味噌・醤油の醸造業を営んでいる古いお店。

レンガ蔵
若喜商店の奥にあり、蔵座敷として使用されていた。1階「縞柿の間」は部材はすべて珍しい縞柿の木で作られている。2階は欅造り。 明治37年(1904年)築のレンガ造りで国の有形文化財に登録されている。

大和川酒蔵北方風土館
若喜商店を出てふれあい通りを北へ向かうと右手に「蔵の町案内所」がある。ここでいろんな情報を仕入れていくと良い。この少し先を左に入ると北方風土館。
寛政2年(1790年)創業の造り酒屋。館内には酒造りの道具などが展示されていて、一定の時間に館内を案内してもらえる。最後に利き酒も出来る。

甲斐本家蔵座敷
北方風土館から元のふれあい通りに出てさらに北へ。上町1丁目バス停の少し先にある。代々酒、味噌、醤油の醸造を営んできた。甲斐家の応接室は喫茶室になっていて一休みしていくのも良い。

蔵座敷外観
外観は蔵造りだが内部は蔵のイメージとはまったく違い立派な座敷。大正6年(1917年)から7年余りをかけて建てられ、国の有形文化財た登録されている。

蔵座敷内部
内部は50畳ほどの広さ。東京・深川から選りすぐりの銘木を集めて作ったという立派な座敷。

湧水
軒先にあった水場。喜多方は飯豊連峰からの伏流水が豊富にあり、喜多方ラーメンもこの伏流水を使っているという。
甲斐本家から少し戻り459号線(北山街道)を左に進むと旧米山街道で、ここを右折すると南町。

小原酒造
南町は蔵の多い町並み。通りを南下するとほぼ中ほど右手に小原酒造がある。
享保2年(1717年)創業の造り酒屋。ここの酒造りの方法はちょっと変わっていて、もろみを仕込む段階でクラシック音楽を流すのだそうだ。それもモーツアルト。もろみにモーツアルトを聞かせて醗酵させると雑味のない酒が出来るらしい。それで出来た酒の銘柄が「蔵粋(クラシック)」とはシャレている。
ここから途中会津うるし美術館を見て駅へ戻る。

蔵馬車
蔵をかたどった馬車。喜多方駅からふれあい通りを経て南町の会津うるし美術博物館まで40分ほどかけて運行している。

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