街歩き


21世紀の森から大町自然公園へ


2006.04.28歩く

コ ー ス  徒歩1時間45分(園内歩行除く)
JR武蔵野線新八柱駅(15分)21世紀の森と広場(園内1〜2時間)(20分)八柱霊園入り口(10分)八柱霊園(40分)北総鉄道大町駅(10分)大町自然公園(園内1〜2時間)(10分)北総鉄道大町駅

21世紀の森と広場から大町自然公園まで歩いた。中間点になる八柱霊園とともに、この3箇所はバードウォッチングのポイントとなっていてバーダーに人気の所でもある。さらに季節の花も豊富で、特に桜の時期には途中の桜並木で素晴らしい花見が出来る。鳥と花の好きな人には楽しめるコースだ。ただ、街中のコースのため夏の時期だけは敬遠したいところ。

   

JR武蔵野線新八柱駅
スタートとなる新八柱駅には東京駅から武蔵野線直通で35分。上野駅からだと常磐線松戸で新京成電鉄に乗り換え八柱駅まで30分。八柱駅、新八柱駅は隣接している。

さくら通り
新八柱駅を出て左へ。交差点を渡ったところからさくら通りが始まる。ここから新京成電鉄五香駅までおよそ4kmにわたって600本ほどの桜並木が続き、花期は見事だ。この通りは「日本の道百選」にも指定されている。


さくら橋
およそ500mほどでさくら橋。ここを左折して前方の新京成電鉄の下を潜ると左手に21世紀の森の入り口ともなる、松戸市立博物館がある。

松戸市立博物館
「見て・触れて・体全体で感じる」を基本コンセプトにした体験型博物館で、旧石器時代から現代までの松戸の歴史を常設展示している。
また、適宜土器つくり、縄文布つくり、古代米つくりなどの体験教室も開かれている。(入館料300円。高大学生150円。小中学生100円。9:30〜17:00。休館日月曜日(祝日のときは翌日)、毎月第4金曜日、12月28日〜1月4日)
左の階段を下りて地下隧道を通り抜けると21世紀の森の広場。(入園無料)   

21世紀の森と広場
都市化が進むなかで、豊富な植物と小動物が生息する、千駄堀池を中心とした周辺の自然環境を守り、市民の生活環境を豊かにしようとの目的で、平成5年松戸市の市制施行50周年記念として開園された。
正面に木登りする子供のモニュメント。ここからが「光と風の広場」、左へ「水とこかげの広場」、千駄堀池へと続く。
開園時間 9時〜17時
  7/21〜8/20は18時30分まで
  11月〜2月は16時30分まで
休園日  12/30〜1/1

千駄堀池
谷地田のなかにあって湧き水を集めた溜池であったが、いまはきれいに整備され(過ぎ)ている。
左の建物がパークセンター。右はカフェテラス。右奥に自然観察舎があってスコープなども備えられており、野鳥観察のポイントになっている。   

水とこかげの広場
洋風花壇で、一面パンジーが植えられていた。ベンチもあり、ここでお弁当を広げるのも良い。夏なら後ろの木陰が涼しいだろう。  

みどりの里
水とこかげの広場からみどりの里に続く道。道端の畑では季節の野菜が栽培されていて、幼かりし頃の田舎の光景を思い浮かばせる懐かしい景色だ。
このほかにも「自然生態園」「野草園」「縄文の森」「生命の森」「つどいの広場」等があり、ここだけでも十分1日を過ごせる。       

八柱霊園への道
21世紀の森と広場を十分楽しんだら元の道をさくら通りまで戻る。さくら橋で今朝来た道を右に見て真直ぐ進む。やがて道は二股となって分かれるが、ここが八柱霊園の入り口で、左の道に入る。  

石材店
八柱霊園入り口から霊園まで600mほどの道の両側には石材店が軒を連ねる。
様々な墓石が店頭に並べられているが、こんなに沢山の店があって商売が成り立つのかと心配してしまった。  

八柱霊園
昭和10年に造られた東京都立の霊園。園内には桜、梅、ツツジなどの木も多く、花時には花見客も訪れる。
また正面のこんもりとした森には野鳥も多く見られ、バードウォッチングのポイントになっている。  

霊園を突き抜けて反対側に出て左へ。ここからも見事な桜並木が続く。霊園の切れたところから先は松飛台工業団地。工場の敷地を取り囲む生垣のツツジが鮮やかだった。
この先、串崎新田の交差点を右に折れ、ゆるく下ると北総鉄道の大町駅。高架下を通り抜ける。  

長屋門
この辺り一帯梨園が多い。この長屋門の農家もその一つ。8・9月頃には梨狩りを楽しむ人で賑わう。
この長屋門、いい目印になる。この先の信号を渡って左に行くと程なく右手に大町自然公園の入り口がある。入り口は小さいので見落とさないように注意が必要。  

大町自然公園
谷津の自然をそのまま生かした公園。湿地状のところに木道を敷いて散策できるようにしている。
多くの花木や湿原植物が楽しめる他、野鳥も多い。見たいと思っていた、ぬえこ鳥(トラツグミ)をはじめて見たのもここだった。ここには平家ボタルも生息し、夏には鑑賞会も行われる。
(無料。9:30〜16:30。月曜休園。月曜が祝日のときは翌日)  

ここは市川市の北の端。松戸市と鎌ヶ谷市と接するところで、周囲は住宅街になっているが、公園を取り巻く木立は深く、そんなことは微塵も感じないほど静か。まるで信州の高原に遊ぶような錯覚を覚える。
園内には、サボテンや熱帯植物を展示する鑑賞植物園やバラ園(いずれも無料)。40種類ほどのポイントがあるアスレチックコース(有料)などもある。
 

市川市動植物園
家畜や小動物、鳥類が中心の動物園。なかでもレッサーパンダは人気者。
園内には、市内の自然と生き物について紹介する自然博物館のほか、子供用の遊具やミニ鉄道などの施設もある。
(大人420円、小中学生100円。毎週月曜と年末年始は休み。月曜が祝日のときは翌日休み)  

北総鉄道大町駅
自然公園から来た道を戻り、先程通った北総鉄道大町駅に出る。
ここからは北総鉄道で京成高砂から浅草へ。または新鎌ヶ谷で新京成に乗り換え松戸へ。  

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